機械音痴のど素人が、ノートパソコンのハードディスクをSSDに換装してみました。
やる前は、パソコンを壊してしまいそうだし、なんだむずかしそうだなおもっていましたし、正直、こんなことやりたくはなかったのですが、なんとか交換することができました。
やってみると思っていたよりも簡単な作業でした。
SSD換装に挑戦したノートパソコンについて
今回、SSD換装に挑戦したノートパソコンは、2012年に購入したACERのノートパソコン「V3-571-H58D/LK」です。
ブログ更新やユーチューブ視聴、Eメールなど、インターネットの基本的なことは問題なく作業できるノートパソコンなのに、購入当時でも4万円ちょっとの激安ノートパソコン。
現在でも大きな不具合もなくサブのノートパソコンとして使用しています。
基本的なスペックを簡単に紹介すると以下のとおり。
- 15.6インチディスプレイ/WXGA (1366x768)
- 初期OS:Windows 7 Home Premium 64bit(→Windows10アップグレード→問題なし)
- CPU:インテル® Core™ i5-3210M プロセッサー
- メモリー8GB(メモリー規格DDR3 PC3-10600)
- HDD500GB(5400RPM/SATA)
- BD/DVDドライブ
CPUやメモリー規格に古さを感じます。
ウェブブラウザ「Chrome」でたくさんのウィンドウを開くとカクつくことがありますが、ネットサーフィンやユーチューブの閲覧、ブログ更新、Eメールの確認など、10年前と変わらない作業をしてるので、ほとんど動作に問題はありません。
OSについてはWindows7からWindows10にアップグレードしましたが、これも問題なく動作しています。
これ以上の動作。例えば、ゲームや動画編集といった作業をするのはさすがに厳しいものがあります。
HDDをSSDに交換した理由
さて、まだまだ使えそうなこのノートパソコン。ひとつだけ気になっていたのは「起動に時間がかかる」ことでした。
以前から、ノートパソコンのハードディスク(HDD)をSSDに交換するとパソコンの起動が速くなる、という話は聞いていました。
ならば、いつか、そのうち、いつかそのうちやってみよう。
と思いつつ、なんだかむずかしそう。パソコンが動かなくなったらどうしよう。とずっと先延ばしにしていました。
そんな中、2020年、コロナウイルスによる自粛生活や給付金をきっかけにやってみることしました。
SSD換装でやること
ノートパソコンのSSD換装でやることは以下のとおり。
- 必要なものを用意する(SSDと接続ケーブル)
- HDDの中身をSSDにまるまるコピーする(クローン化)
- HDDとクローン化したSSDを交換する
やることはこれだけ。特に②のクローン化という作業がパソコン素人にはむずかしく感じました。
必要なものを用意する
ノートパソコンのSSD換装で必要なものとして、ぼくが用意した物はふたつ。
SSDと接続ケーブル。これだけ。
SSDはたくさんの種類があります。今回は、もともとノートパソコンに組み込まれていたHDDが「SATA」と呼ばれる形式で接続されていたのでSATA接続のSSDを、容量はノートパソコンのHDDのサイズに習って500GBのものを選びました。素人なので、もともとの容量と同じサイズか、もしくはそれ以上の容量を選びました。
購入したものはこれ。
SATAは「Serial ATA」のことで、ノートパソコンでは2.5インチのHDDやSSDでよく使われる接続規格のこと。
そして、接続ケーブルは、ノートパソコンと用意したSSDを接続するためのケーブル。
購入したものはこれ。
これでノートパソコンとはUSB3.0で接続することができます。こうすることでノートパソコンとSSDが接続でき、SSD換装に必要なクローン化作業ができるようになります。
ちなみに、ノートパソコンとSSDを接続するための機器はほかにも種類がありますので、予算等にあわせて最適なものを選んでください。
HDDの中身をSSDにまるまるコピーする(クローン化)
つぎに、もともとあったHDDの中身を新しいSSDにまるまるコピーします。一般的には「クローン化」と呼ばれていて、もともとのHDDと中身がまったくおなじSSDを作成することを言います。
クローン化のために必要なものが「クローン化するためのパソコン用のソフト」です。無料でダウンロードすることができます。
代表的なソフトとしては以下が有名です。参考になった解説サイトもあわせて載せておきます。
・EaseUS Todo Backup
・AOMEI Backupper Standard
ちなみに、ぼくは以下の動画も参考にしてクローン化に成功しました。
HDDとクローン化したSSDを交換する
最後はクローン化したSSDをノートパソコンに取り付ければ終了です。
特に問題もなく、正常にノートパソコンも起動してくれました。また起動時間もかなりはやくなりました。
ちょうど、ぼくとおなじノートパソコン「ACER-V3-571」のSSD換装や修理の動画がいくつかあったので参考にさせていただきました。
SSD換装を自力でやるなら知っておくべきこと
SSD換装をじぶんでおこなったことで、ノートパソコンが正常に動作しなくなったとしても、基本的にメーカーの保証は受けられません。
SSD換装をやるならすべて自分の責任でおこなうことになります。
さいごに
パソコンに詳しくないぼくからすると、SSD換装によってパソコンが動かなくなるんじゃないか、HDDもSSDも壊れるんじゃないか、ちゃんと起動してくれるのか、と不安になる点がたくさんあるので、正直、やりたくはありませんでした。
しかし、やってしまえば、解説サイトや動画のとおりにやるだけなのでむずかしく感じることはありませんでした。
たったこれだけで、起動がかなり速くなるので、パソコンにくわしくない人でもやってみる価値はあるとおもいます。
ただ、壊れてもぼくは責任とれませんので・・・自己責任でおねがいします。
ではでは。