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2020年7月現在、Google検索をしてみて思ったことがある。いや、もっとずっと以前から感じていたことだ。

Google検索は死んでしまったんだな、と。

おおげさに聞こえるかもしれないけれど、いまのGoogle検索。その検索結果の上位に来る内容は、わざわざGoogleで検索しなくともその企業や店舗なりに直接、問い合わせればすむ内容ばかりだからだ。

なんなら今なら企業の公式サイトはもちろん、公式YouTubeや公式SNSだったりのほうが情報の取得もはやかったりする。

ぼくがGoogle検索を知った頃とはまるでちがう状態になっている。Google検索の検索結果については、検索ユーザーにとってより有意義なものになるようにと、定期的にアップデートされていることは知っている。

それにしても、そんなものを上位の検索結果にもってくる必要があるのだろうか?といった内容が検索結果の上位を席巻している。例えば、企業の公式サイトが検索結果1ページ目のほとんどを占める結果になっている、という状態に出くわすことがよくあるのだ。

さらにいえば、あくまで個人的な感想ではあるけれど、そういった検索結果の状態が、半年一年とながく続いていることにもある種の違和感を感じている。


Google検索を利用する理由はさまざまだ。

たとえば、ただそれが気になって、その答えが知りたいから検索する。

たとえば、ある企業のサービス利用や商品購入を検討しているのだが、実際に利用している人や購入して使用している人のリアルな声、リアルな感想を聞きたいから検索する。

たとえば...

たとえば...

それぞれにおもいあたることがあるではないだろうか?

Googleという検索サービスを知ったのは約20年もむかしのこと。その当時の他の検索サービスとくらべると、検索文字を打ち込むページがシンプルでわかりやく、あの当時のネット環境、パソコンのスペックを考えてみても、すこぶる軽快だったことに衝撃をおぼえた。

衝撃だったのはそれだけではない。

Google検索による検索結果は、身近な人に聞いても教えてもらえないような、内容であったことは特に衝撃的だった。

ブロガー&アフィリエイターという存在

Google検索のその結果が現状のような状態になってしまったのは、ここ4~5年で特にもてはやされた「フリーランス」と言葉ではないだろうか。

フリーランスとは、すなわち個人事業主のことだが、その中でも特に、インターネットを利用してお金を稼ぐ人。

たとえば、ブログでお金を稼いで生活をするプロブロガーとか。たとえば、お金を稼ぐことを目的としてGoogleをはじめとする検索ツールの穴をついたような手法でサイト作成をおこなっていたアフィリエイターとか。

また、インターネットでお金を稼ぐ方法などといったもの、それじたいをコンテンツや商品とし、高額な料金で販売していた人とか。

そういった人たちの存在が、Googleの検索結果の現状に大きく関わっている気がしてならない。

個人ブログはどこに行ってしまったのか?


ぼく自身も、ブロガーやアフィリエイターとおなじように、ブログ運営やサイト作成によって広告収入...つまり、お金を稼いでいたわけで。

インターネットの片隅でブログ運営をおこなっていた身分として、すくなからずの責任を感じている。

あの頃、わくわくして読んでいたブログ。

お金を稼ぐことを目的とはせず、自分の好きなことを、好きなように、好きな表現方法で書かれたそのブログはとても魅力的おもしろかった。

ぼくのように社会に適応できず、インターネットの世界を徘徊していたら、たまたまブログというものにであい、そこに救いの場を求めたブロガーもいた。

そういったブログはどこに行ってしまったんだろうか?

ぼくが見逃しているだけだろうか?それとも、なにかしらの理由でブログを削除したり運営をやめてしまったりしたのだろうか?

あの頃のGoogle検索結果、そこに広がるウェブの世界、未知との遭遇……あのワクワク感をもういちどあじわいたい。

そんなことをふと思ってしまった。

さいごに

Googleにとっても、検索ユーザーにとっても、現実社会においても、いまの状態がベストということなのだろう。

ネットで金を稼ぐ。この言葉に心を奪われた人たちによって、Google検索サービスも試行錯誤を繰りかえしながら現在の状況になっていることだろうし、これからもアップデートをくりかえすことだろう。

ぼくもブログというものにふりまわされてしまった人間だ。

2019年2020年は、一般人も著名人も、プロフェッショナルな人も、社会不適合者も、老若男女とわず、ほんとにさまざまな人たちが、ユーチューバーとなりさまざまなコンテンツを配信している。

そんなこともふまえて、誰かのためになるコンテンツをあらためて制作したい。そんな気持ちになりました。

ではでは。