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「そんなの関係ねぇ」で大事だったのは、あの”音”だったのに。

 

あ、どもども。昔から深夜のお笑い番組が好きだったぼくです。原西さんは吉本超合金の頃がのびのびやっていたので好きでした。

 

小島よしおが所属していたwageも好きだったぼくです。

wage

 

wageには、いまをときめくかもめんたるも所属していたらしいのですが、記憶にあるのは小島よしおだけです。当時の小島よしおはたしか、南の人っぽい濃い顔と”アフロヘア”だったような・・・すごいインパクトだったなぁ・・・懐。

小島よしおはwageのあとピン芸人となり、「そんなの関係ねぇ」でブレイクしたわけですが、「そんなの関係ねぇ」そのものも忘れ去られ、ただの海パンお兄さんになっていないか心配な毎日です。

 

ここで、小島よしおのギャグ「そんなの関係ねぇ」を解説。

基本的な一連の流れはこうである。

  • へたをこく
  • orz「へたこいたー」
  • BGM ドゥドゥドゥ♪ドゥドゥドゥ♪ドゥドゥドゥ♪... ※BGMでだんだんと元気になるよしお
  • orz のから元気よくジャンピング!
  • 「うぇー!」と叫びながら海パン一枚と鍛えた肉体、ステキな表情で観衆をあおるよしお。
  • 「いまだに仕送りもらってるorz」
    でも、そんなの関係ねぇ!!!
    ※左手の拳を地面に何度も突き刺すように。
  • 「はい、オッパッピー」
    (オーシャン・パシフィック・ピースの略)
    ※しっかりとポーズを決める。左手と右足の角度や美しい姿勢を意識する。
    ※この時、顔、特に目が大切。
  • チントンシャンテントン♪
    ※以下、5~7をリピート

一部、端折られることはあったが、「ウェー」と「そんなの関係ねぇ」、「チントンシャンテントン」はワンセットであったように記憶している。

あの短い間に、この一連の物語があり、その一部である「そんなの関係ねぇ」だけがひとり歩きしてしまったのはちょっと残念ではあった。小島よしおがもっとも伝えたかったことは「オッパッピー」はずだが、「そんなの関係ねぇ」のわかりやすさ、動きの軽快さ、インパクト・・・それらがあいまってオッパッピーはかき消されてしまったのかもしれない。

とにかく、この一連の物語の中に人々は、哀愁や面白みを感じたり、勇気や元気をもらったりしたはずなのだ、きっと・・・いや、ぼくはそうだった。

小島よしお 爆笑レッドカーペット

 

音楽とリズムの大切さ。

小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」を支えていたものは、「そんなの関係ねぇ」という言葉ではなく、一連の流れであり、特に、あの「BGM」と軽快なリズムであったことは言うまでもない・・・と思っていたのですが、身近でそれについて言及する人はいなかったので、今回この記事を書くことにした。※ネット上を見渡せたば、そう言っている人はいるでしょうが、余計な感情が入るため今回はそういった情報は遮断しています。

あのBGMがあったからこその「そんなの関係ねぇ」だったはずなのだが、小島よしおのその後は「ピーア」や「なんの意味もない!」といったギャグを披露していたが、そこにあのBGMはなく、BGMそのものがなくなってしまっていた。

本当に残念。

小島よしおでいつも思い出す”ヒゲダンス”の重要な要素。

小島よしおをwageの頃からひいき目に見ているぼくとしては、「そんなの関係ねぇ」のあとも厳しいお笑いの世界で、独特の笑いの世界を見たかった。そういう想いからいつも「なんでBGM使わんのだろう・・・」と思うわけです。

それを思うたびに思い出すのは、お笑い界の大御所・志村けんと加藤茶による「ヒゲダンス」のことだ。

志村けん 加藤茶 ヒゲダンス

ぼくはドリフターズをリアルタイムでみていた世代ではないが、ヒゲダンスはやっぱりおもしろいわけです。

ヒゲダンスのおもしろさを分析するに、

  • 音楽
  • 表情
  • 動き

この3つだと思う。

あ、「ヒゲ」・・・忘れてました。汗

特に、「表情」。

言葉をほとんど使わず、顔と動きだけで「喜怒哀楽」を表現する志村けんは本当にスゴイと思うわけです。

失敗すれば悲しい顔になり、動きは小さくなる。

そこから立ち直ると、キレの良い大きな動きと明るい表情になる。

動きと表情で”喜怒哀楽”をコミカルに表現しているところにヒゲダンスの面白さがあるわけです。そして、その面白さを倍増させているのがあの有名なBGM「ヒゲのテーマ」なのです。

テディ・ペンダーグラス「Do Me」ベースラインをもとに独自に作った「ヒゲのテーマ」は、ヒゲダンスにとってゼッタイに必要な要素である。

テディ・ペンダーグラス Do Me

志村けんについてもっと言わせてもらうと、音楽と笑いを融合させ、広めた第一人者といってもいいだろう。特に、この時代にヒゲダンスに使われているあの軽快なソウル・ミュージックやダンス・ミュージックなどを取り入れているあたりは、さすが音楽バンド「ドリフターズ」の一員である。ドリフターズはただのコミックバンドではなかったんだなぁ・・・と、ドリフターズや志村けんのすごさを垣間見るわけです。

 

ヒゲダンスの要素を満たしていた「そんなの関係ねぇ」

ヒゲダンスの重要な要素を見ていくと、「そんなの関係ねぇ」はこの要素をすべて満たしていることがわかります。

  • BGM
  • 喜怒哀楽
  • 表情
  • 動き

ね?

小島よしおがそれを意識して「そんなの関係ねぇ」をやっていたのか。それとも偶然の産物か。

ぼくには知る由もありませんが、小島よしおも「そんなの関係ねぇ」がけっこう好きだったぼくとしては、せめて「BGM」だけはギャグに取り入れて欲しいと願うばかりです。

 

小島よしお「そんなの関係ねぇ」まとめ

すでに「そんなの関係ねぇ」で一財産を築いているはずなので、新しいネタとかギャグとか、どうでもいいのかもしれません。

ですが、ちょうど「そんなの関係ねぇ」のブーム終焉の頃から、テレビ離れしてしまったぼくとしては、ぜひぜひ、芸人さんには”笑い”を提供してほしいと願う今日このごろです。

 

ではでは。