カメラ初心者でど素人のぼくが、いろいろと調べまくった結果、富士フイルムの「X-T200」を購入しました。購入して手元に届いたのは2020年4月下旬のことです。
購入から3ヶ月ちかくが経過したので、実際につかってみた感想を書き記しておこうと尾もします。ただここで簡単にこのカメラを評価すると、カメラ初心者のぼくとしてはかなり満足できるカメラでした。
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富士フイルムX-T200購入の詳細
- XーT200発売日:2020年3月下旬
- 購入時期:2020年4月下旬
- 購入セット:X-T200レンズキット/シルバー(X-T200本体+フジノンレンズ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ ブラック)
- 購入価格:約89000円(税込)※2021年1月現在、約80000円(税込)
※2021年1月現在、メーカーでの生産・販売は終了しており、各販売店で在庫があれば販売しています。その他、ラクマやメルカリといったフリマアプリでも取引されています。
富士フイルムのミラーレスカメラの特徴
富士フイルムのミラーレスカメラのいちばんの特徴は、富士フイルム独自の「フィルムシミュレーション」です。これは、カメラの設定だけで完結する富士フイルムならではの絵作りで写真が撮影できる機能のことで、写真を撮ってそのまま現像してもなんだかオシャレな写真ができあがるという、カメラ初心者にはとてもうれしい、富士フイルムならではの機能といえます。
もうひとつ、富士フイルムのカメラで覚えておきたいことは、レンズ交換式カメラのほとんど、ほぼすべてが、APS-Cというセンサーサイズであること。
カメラのプロやカメラにちょっと詳しいひとなら、ほとんどが「フルサイズ」のカメラをつかっているようですが、富士フイルムのミラーレスカメラにはフルサイズはありません。
ただ、間違えてはいけないのが、フルサイズにもAPS-Cにもそれぞれに長所と短所があり、どちらが優れているとは言えないことだ。それに、カメラの絵作りを決定するのは本体のセンサーサイズだけではなく、カメラに装着するレンズも大きく影響するということ。むしろ、カメラ本体のセンサーサイズやスペックよりもレンズのほうが絵作りには大事なのかもしれません。
正直に言えば、ただただ良い写真が撮りたいのならば、センサーサイズはAPS-Cよりもフルサイズ、フルサイズよりも中判と、より大きいセンサーサイズを選んだほうが良いだろうし、高価なレンズを装着すればいいし、高価格のカメラを購入するほうがいい。ただ、そうすれば必然的に購入価格もあがっていく。
消費者であるぼくたちは、センサーサイズやそれに対応するレンズの種類、カメラの携帯性、価格など、いろいろな角度から、自分に合ったカメラとレンズをチョイスする必要があるということだ。
カメラのフィルムを長く作りつづけてきた富士フイルムが、あえてフルサイズのカメラを製造していない。そこには富士フイルムならでは考えがあってのうえで、あえてAPS-Cのミラーレスカメラの製造と・販売に注力しているのだろう。
それもぼくがフジフィルムのカメラを選んだ理由のひとつなのだ。
XーT200に対する正直な感想は?
富士フイルムX-T200、このカメラに対する感想はすなおに満足できる買い物でした。
撮影した写真のできばえはもちろんこと、F値、ISO感度、シャッタースピード、焦点距離、画角といった写真撮影の基本的なことについて、体験することができたからです。
そのほかにもフィルムシミュレーションの楽しさ、最近のブームでもある動画撮影についても、スマートフォンとはちがった絵作りのおもしろさを体験することができたので、写真撮影、動画撮影、カメラの基本的なこと、絵作りの楽しさ、どの角度からみてもカメラ初心者として楽しむことができました。
そういう意味で、X-T200というカメラにはすごく満足しています。
X-T200で理想の写真は撮れるようになったのか?
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ツバキ/X-T200 フィルムシミュレーション:Pro Neg.Hi |
カメラを購入してもっとも大事なこと。それは「撮りたいと思っていた理想の写真が撮れたのかどうか?」だろう。
もしもそう問われたら、素直にこう答えたい。理想の写真を撮ることはできた、と。
もちろんシャッターをきるたびに満足のいかない写真ができあがることのほうが多いです。それはおそらく、よりカメラに詳しくなればなるほど、写真にはまればはまるほど、そういう感想になるでしょう。でなければ、カメラ好きが次々に新しいカメラが欲しくなる、いわゆる「カメラ沼」にはまることなどないのです。
カメラや写真に特別なこだわりさえなければ、スマホの写真で必要十分なのです。
それでもカメラがひとつの趣味として確立されている理由。それは、カメラをはじめたいと思う人のほとんどが、スマホでは撮れないオシャレな写真を撮ってみたい。とか、「とにかく背景がむちゃくちゃボケたかっこいい写真を撮りたい」とか、そういった理由ではないでしょうか。
ぼくがカメラをはじめた理由のひとつがまさにこれでした。
もちろん、キットレンズでもじゅうぶん背景のボケた写真を撮ることができるので、総括すればこの「X-T200」というカメラにはとても満足しています。
ただ、背景のボケた写真だけがオシャレでカッコイイと感じる写真ではないし、X-T200という入門機のカメラでさえスマホではできないことがたくさんあります。
XーT200でできることを今後も試行錯誤しながらたくさんの写真を撮るなかで、いままでは知らなかったようなカメラの使い方や構図、写真のおもしろさ、それらに気付かせてくれたことがなによりの収穫だと感じています。
じぶんが思い描いていなかったけど納得のいく写真がとれる瞬間
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夕焼け FUJIFILM X-T200 フィルムシミュレーション:クラシッククローム |
このカメラで写真を撮るようになっていちばん思ったこと。
それは、じぶんの価値観というべきか、感性というべきか。なんというかはわかりませんが、この写真はなんかおしゃれだな、かっこいいな、なんかいいな、そう感じる写真が増えたように感じていることです。
そしてまたそれが、つぎのシャッターを切るよろこびにつながっているようにもおもいます。
素直にただただ、写真っておもしろいんだなぁ、と。
これが、このカメラ「富士フイルムX-T200」を購入してみて思った率直な感想です。
富士フイルムのミラーレスカメラX-T200購入しておもったこと・まとめ
X-T200を購入してとても満足しています。
写真撮影はもちろんのこと、自撮り撮影も簡単なバリアングル液晶ですし、動画撮影の機能も初心者には十分な内容だとおもいます。
しかし、残念なことに2021年1月現在、富士フイルムのレンズ交換式カメラの入門機として位置づけされていたこのカメラ「X-T200」の生産・販売は終了しているようです。それが悔しくて残念でなりません。
まだ在庫を持っている家電屋やカメラ屋ではまだ購入することができるようですが、本当に残念です。
また、おなじ入門機として位置づけされており、X-T200よりも比較的安価なモデル「X-A7」と言うモデルがあり、基本的なスペックや仕様はX-T200とほぼ同様なのですが、正直、これはおすすめしません。
いちばんの理由はダイヤル操作の楽しみを感じられないと思うからです。
しかしながら、それでも富士フイルムのミラーレスカメラそのものはものすごくおすすめしたい。なぜなら、多くの富士フイルムユーザーが絶賛する「フィルムシミュレーション」が創りだす、フジフィルムならではの写真はとても魅力的だな、とカメラ初心者ながらにそう感じているからです。
もしもあなたがカメラ初心者で、富士フイルムのミラーレスカメラを検討しているのなら、X-T200よりもさらにスペックが高い「X-S10」というカメラがおすすめです。X-T200よりはすこし高価格でありますが、それ以上のスペックがあります。
フィルムシミュレーションの数が豊富であり、より高性能なセンサーを装備。手ぶれ補正も充実している高機能なカメラです。写真をとっても良し、動画でもよし、持ち運びやすさもよしで優秀なカメラと言えます。レンズキットでの価格もお手頃になっているのでかなりおすすめです。
ぼくもお金に余裕があればほしいです、正直。ではでは。
追記)2021年1月、X-T200よりも高性能なのにX-S10より廉価なミラーレスカメラ「X-E4」が発表されました。発売予定は2月下旬。このカメラもコンパクトかつシンプルでレトロな外観。しかも最新のセンサーや手ぶれ補正機能をもった高性能なカメラです。お散歩や小旅行でちょっとした写真を手軽に簡単におしゃれに撮りたい方にはかなりおすすめできるカメラです。
ではでは。
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