”増税前のいまがチャンス!”というセールス手法は破滅への道?

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あ、どもども。

まだ増税は決まっていないのに「4月増税ありき」の話題が日常でも繰り広げられていることに言いようのない違和感を感じている今日このごろのぼくです。

 

さらにはこんな広告を見る機会まで増えてきました。

 

”増税前の今がチャンス!”

あなたも見たことがありませんか?

 

これと同じようなこと…ちょっと前にありませんでしたか?

 

 

■”エコポイント”というの悪夢再来?

数年前、エコポイントというものがあったことを覚えているでしょうか?

対象となる商品を買うとポイントがもらえて商品に替えられるというあれです。

 

消費活動を活発にするという目的であったと思うのですが、特に家電業界では販売店も生産側も大きな利益を残せず、エコポイントが終わったあとは「テレビが売れない」などと言う本末転倒な事態になったことは記憶にあたらしい。

 

実際、ぼくの母親もエコポイントにつられてテレビを買い換えましたが、これと同じ状況が日本の各地で起こっていたことが想像できる。

 

さて。

”増税前の今がチャンス!”というのは、たしかにモノを買う理由にはなります。値段が高くなることがわかっているなら、安いうちに買いたいものですからね。

問題は、「それが終わった時の対策があるのかどうか?」ということ。

と。

「増税しなかったらどうするの?」ということ。

 

一時的な利益を追い求めていないだろうか?

たんなる一消費者ですが、景気回復はしてもらいたいです。

 

ですが、この”増税キャンペーン”みたいなセールス手法には一抹の不安を感じざるをえません。

 

■魅力的なサービス、商品を生み出せない・提供できない企業は衰退する。

先日、クルマで東北まで行ってきました。

 

そこで感じたことは、「企業努力はまだまだできる」ということです。

 

途中でいくつか道の駅に寄りまして、食べ物やお土産を買おうとしたのですが…。

 

イチオシしてる食べ物がぜんぜんできていない。

愛想がない。

そもそも店員らしき人がいない。店員かどうかもわからない。

 

というお店もあれば。

 

えっ!?こんな場所にお店があるの??

というところにあるはすっごい雰囲気もよく、店員さんの接客もすばらしく、もちろん料理もおいしいし、お客さんも次から次へと入ってくる。

凡人のぼくに気軽に支払える金額ではありませんでしたが、その値段も安く感じてしまうくらい素晴らしいお店でした。

 

「人が来ないから」とか「不景気だから」というのは、単なるいいわけではないでしょうか?

対外的な影響に左右されているようでは、企業が存続などできるわけがないと思います。

 

客が欲するものを提供する。欲しているもの以上の驚きや感動を提供する。

そこに行けば…それを買えば…安心できる安定した”何か”が提供する。

 

そうして初めて客はお金を払うのではないでしょうか?

 

だからぼくは”エコポイント”や”増税商法”みたいなことをやっていると、言いようのない切なさをおぼえます。

”あぁ…それ以上の魅力がないんだな、きっと…”と。

 

■”4月に増税したら…”という話は”増税に賛成していること”と同じ。

現段階ですでに「4月増税」を想定して組織変革をしているところもあるかと思います。

ぼくの会社でもそうです。

 

ですが、まだ正式に決まってもいない「増税」を想定して話をすすめることに言いようのない違和感をおぼえます。

 

増税ありきの話題をすることは、それを受け入れたことと同じだと考えています。一国民して増税に反対ならそれをしかるべき人、組織、団体に物申すのが筋だと思います。

 

 

■増税商法まとめ

 

”魅力的なものには金を払いますのでワクワクできるモノを作ってください。”

 

…値段にもよりますけどね。

 

あ、あと。

増税はやめてください。

 

よろしくおねがいします。

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