ぼくの友人が退職届を出したが有給休暇は使わせない風潮の会社らしい。

(photo by pixabay)

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あ、どもども。
「政治に詳しくないやつがマスコミの情報に流されて投票するくらいなら行かないほうがマシだね」とドヤ顔で豪語する人がいても決してイライラとはしないホトケのおれです。

明日は選挙ですな。

さてさて。今日は10年勤めた会社に退職届けを出した友人のお話。

コンプライアンスを高らかに謳う会社だったはずなのにね。

友人と会社のやりとりを聞くと、会社側の都合が見えてきたように思う。

  1. 「退職届」を提出したのに。
  2. サービス業ならしょうがない・・・有休消化をさせないという会社の雰囲気。

「退職届」を提出したのに。

退職届は、退職願とは違い会社の都合は関係なく、また「受理する・受理しない」という選択も会社にはない。提出した人が指定した期限を持って辞めることを表明するものである。

であるにもかかわらず、友人の会社は「職場の環境改善に取り組むから・・・」などと友人の退職の意思を無視して引き留めにかかったようだ。

この会社では、退職の意思を示してから実際にやめるまでには「半年~1年かかる」というのが慣例らしい。繁忙期まではなんとしてでも残ってもらうという会社の思惑がそこにはあるようだ。

友人はこの先の人生のことや職場のことも考え、退職までの期間2ヶ月を設定し、覚悟を決めて退職届けを提出した。2ヶ月なら会社にとっても十分な時間だろうし、友人も退職のために会社側が動いてくれるものと考えていたようで、思うようにことが運ばない会社側との数回の面談の中で神経がかなりすり減っていった。
通常の業務は12時間を超えるのが当たり前で、その疲れも合わさって体にも支障をきたしていた。面談も短い時間の中で会社側の考えを一方的に伝えられるもので、友人の意思はほとんど聞かれていないということだ。

ぼくにはどうしても会社側が一方的な都合を飲み込ませようとしているとしか思えなくて、とても歯がゆかった。

 

余談ですが。

友人の話では、会社側は勤務の実態や環境という点において労働基準監督署から指導を受けており、「コンプライアンス」を社内・社外に向けて発信していたようだ。だけど、実際は多くの社員がボランティアで残業をしているようで、またそれが「普通」という雰囲気でもあったようだ。

会社側のそうしたスタンスについて快く思う社員が多いとは思えない。コンプライアンスを謳わないほうがまだマシな気がする。

サービス業という業界なので客を第一に考えるのはいいことだと思うが、会社にとって社員がいちばんのファンであるべきだと思うのはぼくだけでしょうか?
自分の会社が好きではない社員のサービスを受ける客が、果たしてその会社を好きになるのだろうか?「お客様のため」にしているはずのサービスもきっと表面的なものになるのではないだろうか。

 

さてさて。
ちょっと長くなってしまったので、続きは別の記事にしようと思います。

 

あとがき

企業のあり方、仕事や職場環境について。
よく言われる「ブラック企業」が良いとも悪いとも言えません。
和民でアルバイトしていたことがありますが、和民でいきいきと働く社員もいましたし、渡邉美樹氏に感銘を受けて人としてもカッコイイ考えや行動を身に付けた人、和民から独立してバリバリ仕事をする人も知っています。
その反面、人生の貴重な時間、一日の大半をしごとに費やしていることに疑問を抱く人もいましたし、環境や業務についてプレッシャーやストレスを感じている人もいました。
企業はそういったことも含めて責任をもって雇い、環境を作っていくのも大切な役割だというのがぼくの考えです。もちろん法律は守らなければいけませんが。

雇う側。雇われる側。そして、その会社のサービスを受け取る側。
それぞれが幸せになれる道を、それぞれが考えて模索し実行していくことが大切だと思う。

人間ですから、ズルをしたり楽をしたくなってしまうこともありますけど。

 

 

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